Memory of Smile...

去る12月3日、管理人の祖母が逝った。
81歳だった。
最後は病院のベットの上だった。

「おばあちゃん、shioちゃんらと一緒に暮らせて幸せやったやろうなぁ。」

皆口々に大人達はそう言う。
だが最後を看取られない、近代日本の典型的な人生の終え方。
…果たして祖母は幸せだったんだろうか?


祖母には2人ひ孫がいた。
いとこの子供、つまり祖母の外孫の子供達だ。

顔を合わせることはなかったけど、多分幸せだったんじゃないのかな?

この子達を見ているとふとそう思う。
まだ生まれて100日ちょっとのその愛らしい笑顔を見ていると。

でも、一番そうだろうな、と思ったのは祖父や、祖母の親しい友人達のことだ。

もう祖母の周りには、旧知の友人も、愛した人も殆ど居なかった。
父とその家族だけだった。


「…おばあさん、あの世でお爺さんと一緒になれたかなぁ?」